①新着メンタル情報

カウンセリングと精神療法の違い

髭人爺(ひげじんじ)です。

話を聞いてもらうといってもいろいろです。

今日は、心が苦しくなった時「こころの専門家」に相談したいと思ったら、どこへ行ったらよいかという話です。本ブログの中でも【メンタル関連医療機関】についてはご紹介をしております。(http://higejinji.net/sanko/hospital/) 

ただ良くいう『カウンセリング』については記載しておりませんでしたので、その部分をご紹介したいと思います。

『カウンセリング』といえば、病気で落ち込んだ時だけでなく、自分の専門性向上や仕事の選択をする時の「キャリアカウンセリング」や「結婚カウンセリング」「ダイエットカウンセリング」等にも使われる言葉ですし、厳密にいえば『心理療法』とは定義が違うようです。

『カウンセリング』は病気に限らず、対象者の心に寄り添いながら、夢の実現のためにどのように進めたらよいかという助言を行うわけですが、『心理療法(臨床心理)』は対象者の心の負担を軽減するための治療として行います。ただ、広義で言えば両方とも“(様々な分野の)相談できる専用窓口”のことであるのは間違いありません。

従って、何か自分のメンタルな部分でのご相談をしたい時には、「こころの専門家」として【心理カウンセラー】の力を借りるのは、一人で抱え込むよりもずっと良いことと思います。「精神神経科(メンタルクリニック)」とか「心療内科」といわれると中々訪問しづらい方も、【心理カウンセラー】であれば気軽にお願いできると考えられる方も多いようです。(もちろん明らかに『メンタル症状が既に発生している病識がある方』は出来るだけ早く「精神神経科」を受診した方が良いです。)

【心理カウンセラー】=“心理学的な知識を有し、心の相談や援助をする方”といえばわかりやすいかもしれません。もちろん個人情報の取扱い等についても守秘義務をもって対応してくださいますし、原則として、相談者(クライエントといいます)のご両親・ご家族に対しても秘密は守られます。

 

では【心理カウンセラー】「精神科・心療内科・メンタルクリニックの医師」とはどこが違うのでしょうか。いろいろと調べたところ下記のような区別はされているようです。こころのことを相談をできるという点では一致していますが、カウンセラーの先生に「薬を出していただく」というのは難しいということがわかるかと思います。

 

1)心理カウンセラー

⇒カウンセリングの資格を持つ心理士が対応する。病名などの診断はしない医薬品を扱わない。基本的には保険が適用されない。

 

2)精神科医・心療内科医・メンタルクリニック医師

医師(国家試験で認定された)が対応する。病名を診断処方を出すことができる。保険が適用される。

 

なお、「悩んだ時に助けを求める」という点では、『占い師』もある意味心の救いにはなるかもしれませんね。ただし占いは「未来の予言に対して責任を取る必要がない」ので当たらなくても勝手なことを言えますが、【心理カウンセラー】は相談者(クライエント)が安心できるように、心の状況を把握して寄り添いながら、相談者(クライエント)自らが問題を解決できるように助言をしていく必要があります。

従って【心理カウンセラー】は、将来的に悪くなる未来像を想像させるような発言はしないで、良い方向に行けるよう軌道修正してくれると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA