髭人爺(ひげじんじ)です。
よく「太った人はおおらか、痩せた人は神経質」というイメージ感があることを聞きます。もちろん千差万別ですので、必ずしもそうとは言えないことは認識していますし、実際には「太っているけれど非常に細かい人」や「痩せているけれど、飄々とマイペースで、心の広い人」を何人も知っています。 筆者自身「太っているけれど細かい人」に属している自負があります。メンタルヘルスケアの勉強を始める前は、正直“迷信”と思っていました。
しかしながらパーソナリティ(性格)についての研究では、エルンスト・クレッチマー(ドイツの医学者・精神科医1988~1964)が人の気質・性格を類型学的に分類し【体型説】を唱えています。ただし類型論は精神医学的な見地から発生している考え方だそうで、実際には前述のとおり、当てはまらないケースも多々あります。精神構造というのはいろんな要素(遺伝的な要因、環境的な要因、他人との関係性等)から影響を受けて、時代の流れに従って変化するものであり、1対1で相関性があるとはいえないようです。
『クレッチマーの体型説』
1)分裂気質 <細長型体型>
非社交的、物静か、生真面目、内気、臆病、無関心、鈍感
2)躁鬱気質 <肥満型体型>
社交的、陽気、活発、善良、親切、温かみがある
3)粘着気質(てんかん質) <闘士型(筋肉質)体型>
熱中しやすい、几帳面、凝り性、こだわりがある、秩序を好む
好奇心から、【筋肉太り】である筆者自身をクレッチマーの体型説に当てはめてみると、上記2)と3)の両方の気質を備えているということになります。良い言い方(それぞれの良いところをとれば)をすれば「明るく社交的である一方で、身の回りもきれいに整理しているような几帳面さと秩序違反を許さない正義感あふれる人」とうぬぼれることも可能ですが、実際には逆に「ただ明るく善良なふりをしているだけで、融通の利かない頑固でうるさい人」ということもできそうです。実際にパニック症状を発症している経験もあり、はたから見ると厄介なオヤジと思われているでしょうね。反省。