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身体にあらわれるストレス反応(心身症)について

髭人爺(ひげじんじ)です。

「心身症」とは概して、「ストレスによる身体反応で発生する障害や病気」のことを指しますが、ストレスによって引き起こされる症状は様々です。心の落ち込みや興奮といった精神的な面とは別に、実際に自覚できる身体の反応について、その例を記載したいと思います。ただしあくまでも症状の一つであり、下記の『身体反応(病気)の原因は全てストレスである』ということではありません。内科や心療内科等で下記のような症状を相談する際には、もしかしたら原因の一つとしてストレスが関連しているかもしれないという視点を持つことが大切なのだろうと思います。

【ストレス関連で出やすいといわれている疾患(心身症)】

呼吸器系:

気管支喘息、過換気症候群

循環器系:

冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞等)

消化器系:

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、心因性嘔吐

内分泌・代謝系:

糖尿病

神経・筋肉系:

筋収縮性頭痛、痙性斜頸(※1)、書痙(※2)

皮膚科系:

慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症

整形外科系:

慢性関節リウマチ、腰痛

泌尿器・生殖器系:

夜尿症、心因性インポテンス

眼科系:

眼精疲労

耳鼻咽喉科系:

メニエール病(※3)

歯科・口腔外科系:

顎関節症

 

※1 痙性斜頸 : 頭が左右上下のいずれかに傾く、捻じれる、震えるといった不随意運動を引きおこす局所性ジストニアの一種

※2 書痙 : 文字を書く時痙攣や痛みを伴い書き続けることができなくなる神経症

※3 メニエール病 : 激しい回転性のめまいと難聴、耳鳴り、耳の閉そく感等を伴う内耳の疾患

 

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