髭人爺(ひげじんじ)です。
もともと本ブログの立ち上げのきっかけは「知人の自殺」でした。
自ら死を選ぶという非常に辛い選択をする人を、できるだけ少なくしたいというのが主旨です。筆者自身、未だにその人の命日が近づくとどうしようもなく気持ちが沈みます。
大事なことをまだ書いていなかったことに気づきましたので、追記します。
「一人の自殺は、群発自殺を生むリスクがある」ということです。
個人的な見解を言わせていただくと、自殺の一番大きな罪は『残された家族・知人の心を痛めつけること』であることは言うまでもありませんが、二番目に大きな罪は、『その自殺がきっかけになり、新しい自殺者を生むことがあること』だと思っています。
芸能スターが自殺すると、そのファンの方々の中で特別に心酔していたような方が「後追い自殺」をすることが多いということはご存知かと思います。それほどまでに「一緒にいたい」「同一になりたい」という思いが強く、ある意味信仰に近い部分があるのかもしれません。それは周りから見ると不可解なところが多いと思いますし、なかなか発見しにくいケースで、予防も難しいかと思います。
しかし何らかの配慮をすることで、少しでも「群発自殺を防ぐ」ことにつながるケースもあると思います。
それは下記のような人です。それぞれ何らかの責任や後悔の念を抱えていることが考えられますので、周りから支えてあげないといけないと思います。何よりも「できる限り一人にしない。(いつでも傍にいるよという気持ちを伝える)」「辛い気持ちは我慢させずに吐き出させることを優先する。」という配慮が必要です。自殺者はその瞬間には「ウツ病発症」しており、それが原因で正しく判断できなかっただけであり、決して残された方々を軽視していたわけではないはずです。(考える余裕さえなかったのだろうと思います)
<特に配慮が必要なケース>
・自殺者のご家族(特にお子様)への配慮
・自殺者と親密な関係にあった人
・自殺を目撃した人
・自殺が起きたことに責任を感じている人
・自殺者に最後に会った人
・自殺者と同じような境遇の人
・自殺者と同様の問題を抱えている人
・自殺者の上司
・自殺者の周りでメンタル不調にある人
・過去に自殺未遂の経験がある人 等
上記のような方の更に周りにいらっしゃる皆さんが、是非支えてあげてほしいと思います。
自殺は「なぜ?」という疑問が消えることはありません。全力を挙げて防ぎましょう。