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メンタル関連病院の様子について

髭人爺(ひげじんじ)です。

今日は筆者が今も通っているメンタルクリニックや、メンタルケア対象の社員対応のために、主治医の先生のところを訪れた数多くの経験から、メンタルケア専門の病院の様子を書きたいと思います。

メンタルで悩んだことはあっても、実際に症状として発症したことのない方は、なかなか「メンタルにかかわる病院」のイメージがわかないかと思います。どうしても「病気になった人が行くところ」というイメージが強く、まして【心の病気】を扱うので、誰にも知られてはいけないような、何か謎めいた特殊な環境のように思われている方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、既に本ブログでもご紹介している通り、たとえば「ウツ症状」というのは誰にでも突然発生する可能性があります。そんな時にお世話になる可能性のあるメンタルケアのクリニックのことを知っておいても良いかと思います。

現実的には、むしろ環境衛生上の充分な配慮がされており、どこのクリニックでも採光も明るく清潔な場所です。観葉植物もたくさんあり、診察室やトイレなどはむしろ他の病院よりもずっと綺麗に整理整頓され、清潔感があります。

患者の方々は、年齢層もばらつきがあり、サラリーマンから学生(大抵は母親が付き添う)までいろいろいらっしゃいます。体型も色々で、「心の病気になるとやせ細ってしまう」というのは迷信であることが良くわかります。筆者が通ってるクリニックでは、全体的には女性が多い気がします。

ただやはり人の視線が気にならないように工夫されていて、待合室の椅子は一方向に向いているところが多いように感じました。筆者が現在も通っているクリニックも、以前に仕事で伺ったメンタルクリニックも、待合室の椅子に座ると目の前は通路であり、少し顔の向きを下げれば、他人の視線は感じません。実際にほとんどの方が本や雑誌を読んでいるか、携帯やスマホを触っていて、やや俯き加減ですね。筆者の場合は当初は「閉所恐怖」のパニック障害で通院していましたので、気分の落ち込みも無く、待合室の中でもキョロキョロしていたり、平気で顔を上に向けたまま寝てしまいそうになったりしてました。(あの頃同時期に通院されていた方にはご迷惑をおかけしていたかもしれません。反省!)

病院によっては、ご本人を診察室にお呼びする際に、名前を呼ばなくも番号でわかるようにモニター画面を設置しているところもありました。非常にきめこまやかな配慮と思います。

上記の通り、メンタルクリニックの先生方は【診察を受ける人が出来るだけ落ち着けるようなスペース作り、レイアウトの工夫をされている】と思います。(ただ1カ所だけ、病院の看板がショッキングピンクのところがあり、びっくりしたこともありましたが。。。)

日本では、まだまだ心の病気をケアすることが、特別なことのように認識されていることが多いので、『一度診察を受けてみること』の敷居は高いのかもしれないと思いますが、実際に診察を受けた立場から申し上げると、全く心配はありません。もっと早い段階で、もっと気楽に診察を受けてみる人が増えれば、症状が軽いうちに処方を受けることが出来るのになぁと思います。

今もしも自分自身若しくはご家族が心の病にかかって悩んでいらっしゃる方は、是非一度専門医に相談されることをお勧めします。

 

 

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