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「孫?ハラ」「まだ?ハラ」

髭人爺(ひげじんじ)です。

今日は「いろんなハラスメントがあるかも」という話です。

この間久しぶりに親戚と話をしていて、ふと思ったことがありました。ことによってはメンタルにかかわることになるかもしれないので記載しておきます。

今度、甥っ子のところに赤ちゃんが出来たことがわかって大変喜んでいるのですが、赤ちゃんの話になると、8割くらいの確率で言われることがあります。

「あなたはいつおじいちゃんになるの?」

実はこの言葉が非常に苦手です。

もちろん、おじいちゃんになるのは非常に楽しみだし、それ相応の年齢であることは自覚しています。産まれたら、きっと大喜びしてデレデレのおじいちゃんになる自信があります。

ただ

「子供が結婚する=早く孫が生まれた方がお爺ちゃんとしては幸せ(なはず)」

という短絡的な考え方が嫌なのです。

むしろ私は自分の子供たちには、新婚時代は2人だけの貴重な時間ですから、自由で充実した時間を過ごして欲しいし、そんな中で赤ちゃんが出来ればそれはそれで良いのです。うちの娘には「おじいちゃんおばあちゃんのために早く産まなければ」といった、余計なプレッシャーを感じて欲しくありません。

良かれと思って軽い気持ちで言う人もいますが、プライバシーに関わることは突っ込まない方が良いことの方が多いのです。

ましてや、赤ちゃん話は色々とデリケートな事情もある人も周りにいるかもしれないので「お孫さんはまだなの?早く出来ると良いね」というのは、あまり軽々しく使ってはいけない言葉だと思うのです。

全く同様に、結婚適齢期(という言葉自体が抵抗があるが)の若者に対して「ご結婚はまだなの?」とか「彼女(彼氏)は出来たの?頑張らないとダメじゃないか」といった発言は、正直言って『結婚(まだ?)ハラスメント』だと思うのです。余計なお世話なのです。自分のことは自分が考えているし、本当に困った時は自分から相談するものなのです。

昭和時代にはまだまだ「40歳を超えて独身の男性はどこか問題がある」とか、「30歳代の独身女性にはお見合い話が頻繁に持ち込まれる」といったこともあったと聞いています。

この「孫?ハラ」「(結婚は)まだ?ハラ」は、実は平成の今でも、日常から各地で頻繁に行われているかと思います。年齢が該当する人は、またかと思っていると思います。

一番難しいのは発言者ご本人が「相手が本当はもう呆れていて嫌がっている」ということに気づいていないことが多いという点です。

発言者は全く悪気もないでしょうし、むしろ親しみを込めて言っている(つもりだ)と思いますので、言われた本人側からは、なかなか「もう言わないでくれ!」とは言いにくいですね。相手のプライバシーに立ち入り過ぎて、余計な一言を言わないように気をつけたいものです。

かく言う私自身も、気づいていないだけで「孫?ハラ」「まだ?ハラ」発言をしてしまってるかもしれません。

「ハラスメント」は程度の差はあれども、受ける側が不快に思った時点で問題だと思います。結局は、結婚や出産は自然に任せるのが一番で『他人は周りで黙って見守ってあげるのが一番親切』なのです。自分の行動、言動を振り返るようにしたいものです。

 

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