①新着メンタル情報

「職場で一番身近な先輩・後輩」人間関係 その4

髭人爺(ひげじんじ)です。

今日は入社して一番身近な存在になる先輩・後輩の関係について」です。

まずは自分の先輩社員についてです。

入社して正式に配属されると、恐らくは職場の中で一番年齢(入社年度)が近い先輩か、席の近い先輩(業務を引き継ぎながら教えてくれる先輩)社員が、俗にいう「メンター」あるいは「チューター」として面倒を見てくれると思います。この出会いが非常に大事で、社会人としての今後の成長に大いに影響します。

先輩にも、もちろんいろんなキャラクターの方がいらっしゃいます。

おそらく『仕事に対して前向きな先輩』であれば、新入社員も成長のイメージを持ちやすいでしょうし、模範にして成長できますが、中には『不満ばかりで後ろ向きな先輩』もいるかもしれません。せっかく意欲を持って入社したのに、すぐ上の先輩が、会社の方向性に対しても否定的で、経営TOPや自部門の上司の責任のことばかり言っているようでは、がっかりしてしまいますよね。

自分が描いていた「仕事のイメージ」と、実際に「先輩社員から教えられる仕事の内容」にギャップを感じた場合、なかなか前向きな気持ちになれず、会社に行くのが憂鬱になったり、最悪適応できずに体調を崩してしまったりということもあるかもしれません。それほどすぐ身近な先輩の存在というものは大きいものです。

そんな時は、その先輩の仕事ぶりの中で、「模範にすべき点」と、ある意味「(大人の対応をして)流してしまって良い点」を見極めて対応するというのが良いんでしょうね。

「メンター」としてアサインされた先輩は一人かもしれませんが、職場には他にもたくさん『模範になる先輩』がいるはずですので、いろんなキャラクターの先輩方の、それぞれ良いところを盗むというのが良いと思います。

また中には『仕事が出来すぎる先輩』がメンターになってくださることもあるかもしれません。そんな場合は、あまりにも自分の未熟さを目の当たりにして、ついていけないと落ち込んだり自分はダメだと卑下したりする新人はいます。

そんな時は「自分は自分のペースで一歩一歩前進するしかない」と開き直ることが大切です。できる先輩と自分は同一人物ではないし、むしろ自分らしい良さもこれから出てくるはずです。

大事なのは【手を抜かないこと】であって、時には【気は抜いても良い】と筆者は思っています。メンタルヘルスケアという観点からも、あまり落ち込みすぎてしまう前に、上司に相談することが必要であろうと思います。

 

さて、今度は後輩が入社し、自分が先輩の立場になった時のことを考えてみましょう。

どんな後輩が入ってくるかは分かりませんが、仕事に対して夢をもって入社した、素直で明るい後輩であれば、育成担当として力も入るでしょう。が、中には知識や口ばかりで、生意気な後輩もいるかもしれません。まだ一通りの実務もこなさないうちから「こんなアルバイトみたいな仕事、やってられませんよ!」なんてコメントするようであれば、先輩社員として頭にも来ると思います。(これは実話です。その対象者は筆者の同期でしたが、あっという間に「生意気な奴」という噂が広まり、信用を回復するのにかなりの時間を要しました)

新入社員にいきなり責任ある仕事を任せることができるかというと、なかなか難しいので、まずは簡単なルーチン業務から担当してもらうのはある意味当然な話なのですが、学生気分が抜けない新人にとっては「こんな仕事をするために大学(大学院)を卒業したわけではない」と思ってしまうのも無理はないと思います。そんな時、先輩社員としてどのように対応できるかですが、新人の育成に悩んでしまう人もいるでしょうし、毎日新人のフォローをするというのは結構ストレスにもなると思います。

そんな時には「自分も新人の頃は何も知らないが故の失敗や失礼な行動をとってしまったことがあった」ということを思い出して、効果的な声掛けを考えるしかないですね。何よりも一番効果があるのは【圧倒的に先輩の方が仕事ができるということを見せつける】ことだと思います。自分が先輩になった時、後輩の社員が自分のことを少しでも「模範にしてくれる」ような成長をできれば、それで「前に進んでいる」ということではないかと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA