髭人爺(ひげじんじ)です。
全く久しぶりの投稿になりました。今年の初めから新しい仕事に就いて忙しい日々を過ごし、毎日山積みの業務をこなしていましたが、ちょっと気になる事が出てきて記載することにしました。今日は【再発か?という恐怖】についての話です。
過去にメンタル症状(気分的な落ち込みはないが、昼夜逆転と閉所恐怖症状)を経験していることは既に本ブログでも記載してきましたが、もし同様な症状が発生した場合の当事者が陥る気持ちについて書いておこうと思います。
以前に《サザエさん症候群》として記載したことがありました。【日曜日夕方になると月曜日からのことが気になってしまう】という現象です。(筆者も体調を崩す時、月曜日に崩しがちということがあります。) 土日に無茶な過ごし方をしているわけでは決してありませんし、遠出を繰り返して体の負担が大きいわけでもありません。土日にリフレッシュして、月曜日からきちんと勤務するというのは当たり前のことであり、それができない状況というのは、やはり通常に状況ではないなあと思うわけです。
一度メンタル症状を経験した方はすごく共感してくれると思いますが、「また同じようにこのまま体調が悪くなってしまうのではないか?」という恐怖感は、正直なかなか消えるものではありません。意識しないようにと思うほど、体が言うことを効かないというようになり、悪い思考のサイクルに入ってしまいがちです。
そんな時に支えになるのは、いつもと全く変わらない家族のリズムと、職場で自分を必要としてくれているという信頼感です。
筆者の場合は、自分自身の過去のメンタル経験だけでなく、人事担当としてメンタルケア対象者に対して対応してきた経験もあるので、『どのように考えた方が良いか』とか『どんな時には無理をせずに休んだ方が良いか』ということについては、他の人よりも理解できているはずという自信が、前向きな方向に自分を押してくれました。
そう考えると“自分でメンタル症状を経験したことは決して無駄にはならないし、今後も無駄にしてはいけないな”と感じるわけです。
皆様の中には「メンタル症状経験者」もいらっしゃるかもしれませんし、「ご自身の周りにメンタル症状で困っている人がいる人」もいらっしゃるかもしれません。
「メンタル症状経験者」は、『そういえばこんなこともあったけど、確かこうすればよかったんだな』と考えれば良いですし、「メンタル症状をもった対象者の周りにいらっしゃる方」は、『今はゆっくり休ませてあげれば良いんだな』とか『あまり気を使いすぎず、いつものリズムで安心させてあげれば良いんだな』と思ってもらえれば良いのではないかと思います。とにかく焦らない事が肝要と思います。特に「メンタル経験者」は『またあの時の苦しさに耐えなければならないのか?』といった思考にハマりがちになるかと思います。が、むしろ「辛かった時期も経験したが、そこから立ち直ったことも経験している」というのは大きな強みと思います。知識と経験は自分をプラスにむけてくれる力になります。
少しでもご参考になれば幸いです。