髭人爺(ひげじんじ)です。
今日は先日テレビで見た【メンタルヘルスから立ち直った具体的な事例】の話です。
誰もが目にしたことがあると思われる“しくじり先生 おれみたいになるな!”の番組です。
当日のしくじり先生は、漫才コンビ「キングコング」の梶原氏でしたが、まさに見事な「メンタル症状からの復帰」の実例でした。
芸能界二ヶ月半失踪事件後、仕事に復帰し、今はYouTuber❝カジサック❞として活躍している「キングコング梶原氏」ですが、『心身症』という診断を受けたと告白されていました。
今はYouTuberとして成功し、サラリーマン何人分かを足したような収入を手に入れることが出来る様になったからこそ言えたのだろうと思いますが、かなり事実ベースで話していたんだろうということは容易に想像できました。
・コントのネタでなくキャラクター人気だけが先走り、キャーキャー言われた
・自分でコントロールできない超多忙な日々
・突然の失踪(事務所や相方との連絡手段の断絶)
・記憶のない三日間
・宝塚のカラオケボックスでの引きこもり
・気づいたら外へ出て空を見上げている状況(無意識の外出)
・マスクとサングラスで隠れた生活
・急に中型バイク免許取得やボウリングのプロボウラーを目指そうかとも思ったこと
等が語られます。その後、復活のきっかけになる「恩人3名」の話になります。
・自動車教習所での先輩芸人との偶然の出会い
・心配の電話をかけてきていたフジモンの藤本氏(今は別件でメディアに出ていますが。。。)
・仕事をせずに隣の席を空けて待ってくれていた相方(キングコングの西野氏)
・スターを目指さないといけないと厳しくも優しい言葉をくれた上沼恵美子氏
という「周囲の恩人の力」を得て、成功するかどうかもわからないYouTuberという新しい道に進んだという一連の流れは、まさに偶然の運と本人の持っていた愛されるキャラクターが、復活を呼び込んだことを表していました。
筆者自身も、症状の態度こそ違うものの、思い当たる点が数々あり、仕事復帰までにお世話になった何人もの恩人への感謝の気持ちを思い出しました。
彼が今うまく復帰できているのには、何点か大事なポイントがあると思います。
1)本人が素人判断せず専門医の診察をうけたこと
2)周囲との連絡を(一時的にでも)全て絶ったことで頭を空っぽにできたこと
3)(相方も含めた)周囲の方の理解があり、無理に仕事せず、たっぷり休めたこと
4)無理に全く同じ仕事に復帰するのではなく、(Youtuberという)新しいフィールドがあったこと
メンタルヘルスケアには大切なPOINTがあることを、包み隠さず事実で話してくれており、実際のYoutubeでも、ナインティナインの岡村隆史氏を呼んで、長期休業中の気持ちと移り変わりや、回りの人たちへの申し訳ないという気持ち、復帰のサインを見逃さなかった相方やマネージャーの判断等の話をされています。膨大な視線にさらされるという芸能界という特殊な世界ですので、そのまま当てはまるわけではないと思いますが、対応のPOINTは大いに参考になると感じました。
皆さんも是非一度TouTubeで検索してみてください。