髭人爺(ひげじんじ)です。
毎日「新型コロナウィルス感染者が本日は〇人増えました」といった報道で嫌になってしまいますね。ただし人類みんなで立ち向かっていかないと、終息には到底向かわないと思っております。
さて今日はそのような中で【感染症が心配で、いろんな行動をするのが困難な人がいる】という話です。
今は特に感染経路が明確にできないケースが多く、我々にできるのは、政府や東京都知事が言う【コロナ対策の3密】いわゆる
「密閉(換気できない場所)」を避ける
「密集(人がたくさんいるところ)」を避ける
「密接(人同士の距離が近く対面で話す)」を避ける
こと以外には、ごく当たり前のこととして
1)マスク着用による「咳エチケット」
・ただしこれは着用の仕方や使い方を間違うと効果が薄まりますし、せっかく用心していても外すときに外側を触ってしまうと台無しになりますね。
2)手洗い・アルコール消毒・うがい
・これも不十分だったり、手に水分が残ったままだと余計にリスクが高くなるそうです。きちんとした方法で手を洗い、きちんと水分を取った上で、アルコール消毒する必要があるそうです。
といったことをやるしかありません。
通勤電車内で、他人の咳をみんな非常に気にしていますし、マスクをしていないだけで暴行事件も発生しているようです。
よく見ると以前までは片手にスマホ、片手につり革という格好の方が多かったですが、コロナ以降は「つり革を持たない人」が圧倒的に増えてきたように思います。腕を組み、片手にスマホをもって両足だけで我慢しているケースですね。当然電車の揺れにはもろく、フラフラしていて、今度は足を踏んだ踏んでいないといった争いが起こるのではないかと心配してしまいますね。接触を避けるということはそんなところにも影響が出ているようです。
今回書きたかったのは、
「メンタルヘルスで弱っている人の中には、人からの目線が気になるだけでなく、コロナ対策で『他人が触ったところから感染してしまうかもしれない』という不安が人一倍大きくなる人もいる」
ということです。
ただでさえメンタルヘルス対象者の方は強迫観念に襲われることが多く、トイレで手を洗っていても、「まだ汚れが落ちていないかもしれない」と思うと、必要以上に時間をかけ、徹底的に洗わないと気持ちが治まらないことがあると、実際に経験した方から伺ったこともありますし、私も目撃したことがあります。それは“潔癖症”といったレベルとは違い、ご本人としてはどうしようもない行動であり、中にはそのような自分の状態に気づいていない人もいるそうです。
そういう視点で見ると、社会全体が同じようにウィルスのリスクを理解して、誰しもが「自分が感染しない」だけでなく「大事な人を感染させない」という気持ちで、今回の新型コロナウィルスに立ち向かうことが重要であるのはもちろんのこと、『コロナ対策行動を(どの世代も同様に)徹底することが、メンタルヘルスで悩んでいる人の安心につながる』ということを認識したいと思います。