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突然の在宅勤務を活かせるのは誰か? その1

髭人事(ひげじんじ)です。

随分久しぶりの投稿になりました。今日はメンタルヘルスケアとは離れて、今ドキの話です。

投稿をしない間何をしていたかというと、皆様と同様に〝新型コロナウィルス対策〟に追われていたわけです。3月くらいからの5ヶ月間、企業の人事総務担当として「いかに社内からコロナ感染者を出さないか」というのが最大のテーマでしたし、この状況は当面は続くものと思います。

世間一般でも今回の感染防止のため『三密』を避けることが叫ばれ、どこまでやれば良いのか探り探りの感染防止策を取ってきたかと思います。どの会社も時差出勤が推奨され、急激にテレワーク導入が進み、かといって人間の方がその変化に対応できず、勤務時間をうまく管理活用できない会社はどんどん業務効率を落としていっている状況と思います。

筆者の所属する会社ももちろん同様であり、「業績を維持したい思い」「社員を感染させたくないし、感染源を持ち込んで欲しくない思い」の間で、どの経営者も困難な経営判断に迫られていると思います。

そんな中、社員の方も、うまく変化に対応できる人とできない人の格差が顕在化してしまうという現象が出ているようです。具体的には『今まで受動的にマニュアル通りに業務をしてきて、上司の指示や周りの協力によって何とか仕事してきた人たち』と、『在宅勤務という形態でもきちんと自分の業務成果をPRする術を持っている人たち』と言えるでしょう。

前者は、一見すると【業務量・やるべき作業が決まっている】ので、在宅勤務に向いていそうですが、自分で主体的に時間を使うことに慣れていないですし、日常から自分を律するという意識が薄いケースが多く、在宅勤務時間中でもサボりがちになったり、勤務時間をごまかしてしまいたいと『楽をする方向』に走りがちです。実際に本来は在宅で仕事しているはずの人が外出しているところを見つけられたり、本来はアクセスしていないとおかしいタイミングなのにサーバーにログインしていなかったりという事例が筆者の会社でも発生しています。会社から出社を控えるようにと指示された時「ラッキー!仕事しないでも楽できる」というように思考する人は、実際には要注意と思います。

一方後者の方々は日常から【自分の成果申告に貪欲】ですので、在宅勤務だからといってサボっていると思われたくないという気持ちがあります。むしろ成果をエビデンスで示せるように工夫をしたり、少なくとも始業時刻、終業時刻の報告はMUSTで対応するといった姿勢が見られます。つまり在宅勤務を成功させるためには〝自分の成果をどんな方法で上司に納得させることができるか〟を理解している人が生き残っていくと考えた方が良いですね。

新型コロナウィルスの猛威はまだ当面は続きそうです。「Withコロナ」と言われていますが、感染しないこと・周りの人を感染させないことが最優先ながらも、自分の仕事のやり方を見直すきっかけに出来るかどうかは、今後の生活に大きく関わってくる命題だと思います。しばらくはコロナウィルス対応の話題を続けていきたいと思います。

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