ウツ症状のサイン

鬱病の早期発見は非常に重要なポイントですが、「本人が気づく場合」「周囲が気づく場合」「医師が診察の中で引き出す場合」があります。特に本人が身体的な症状で自覚できている場合は治療につながりやすいですが、精神的な面はなかなか自覚しにくく、いつの間にか悪化していることもあるようです。また本人からは何も話がなくても、周りから見て『いつもとは少し違う』と感じた瞬間が、非常に大事なタイミングであり、症状が軽いうちに回復できるかどうかの鍵になります。

「本人が気づく場合」
①身体的なサインの例
疲れやすい。肩こりがひどい。めまいがする。頭痛がある。夜眠れない。朝起きられない。夜中に急に起きてしまう。動悸がする。便秘/下痢。食欲がない。笑顔ができない。顔がぴくぴくと痙攣する。ボーっとしている時がある等
②精神的なサインの例
不安がある。集中できない。罪悪感に襲われる。焦ってしまう。意欲がわかない。孤独に感じる。等

「周囲が気づく場合」是非少なくともこのタイミングで気づいてあげてほしい。
①身体的なサインの例
表情が乏しい(笑わない。怒らない。)口数が減った。ちょっとしたミスが増えた。遅刻や休みが増えた。人の話を聞いていない。お酒が増える。外出が減る。声が小さくなる。等
②精神的なサインの例
すぐに自己否定する。自分を責める発言をする。会うのを避ける。自信を持って行動できず何でも判断をゆだねてくる。自殺企図(「死にたい」「生きていてもしょうがない」等)の発言がある。等

「医師が診察で判断する例」⇒治療・処方につながる
血圧に変動がある。過呼吸な状態になる。睡眠時間が十分に取れていない。消化器系が不調になる。等