各会社経営者もしくは人事担当の皆様へ 「ヘコタレ人事マン」です
今の時代は制御不能なほど膨大な情報が錯綜し、団塊世代/バブル世代/ゆとり世代といったギャップのある世代が混在し、複雑化しすぎた管理システムに人間側が使われています。AI導入等による業務形態変更(人間がシステムに使われる)への不安感、コミュニケーション方法の急速な変貌等で、昔は仲間同士「ツーカー(これも死語か)」で通じていた意思が、文字やイメージ情報でデジタル化、高速化、グローバル化しないと全く通じない世界になってしまっています。
60代は「IT化(1人1台端末)の壁」にやられ、50代は「グローバル化の壁」で選別されるとよく言われますが、最新の世代でさえもコミュニケーションツールの進化(E-mail⇒LINE、ガラケー⇒スマホ、Keyboard⇒TouchPanel 等)についていけない人もでてきています。人間がそのスピードに追いつけなくなってきている中で、同じ企業内でも様々な考え方、様々な仕事のスタンス、様々な人種が混在しております。上司が急に外国の方になるかもしれませんし、上司と部下の関係性もいつひっくり返ってもおかしくない時代に突入しています。(実際に担当者の方が専門技術力が高いことは常識になってきています)
そんな中で【人(個人)】の扱いは非常にセンシティブになっており、どうしても変化の波に乗り遅れてしまう人、乗る前にあきらめてしまう人がでてきます。「心が仕事についていけないケースが増える」ということです。
企業においては、各管理職の皆様は『自分の部下の中に精神的疾患を持つ対象者が必ず数名は含まれるようになる』というのが現実です。とはいえ、今の時代でもなんとか耐えていかなければなりません。KEYになるのは管理職だと思いますが、『マネージャーになる人はメンタルヘルスケアの最低限の知識・対応力向上が必須の時代』といえます。産業保健スタッフや人事担当に任せておけば何とかなる時代はとうに終了しています。今後は、部下および部下の家族が上司に立ち向かってくることもあるでしょう。一度メンタル発症をしてしまえば、仕事を続けさせるのも、会社を辞めさせるのもどちらも大変な苦難の道になります。
御社はその準備ができていらっしゃいますか?
御社のマネージャーはメンタルヘルスケアの対応ができますか?
本ブログは、メンタルヘルスケアの情報共有で少しでも「今メンタルヘルスで困っている方」の力になればと思って、筆者自身のメンタル経験も踏まえて、できるだけ具体的な情報を記載しているつもりです。筆者はあくまでも企業人事総務関連業務の経験者という立場ですので、医学的な情報については専門医が書かれた書籍文書を参考にさせていただいたり、厚生労働省が発表している公的な情報から抜粋させていただいています。